子育てに悩む大人におすすめする絵本3選!
「最近、ゆっくりできていないなぁ。」「子どもと全然話せていないなぁ。」「怒ってばっかりで疲れるなぁ。」と感じているお母さん、お父さん、教育に携わる「先生」と呼ばれる人すべての方におすすめしたい絵本の紹介です。教育者である私たち自身も今回紹介する絵本を読んで、気持ちが楽になったり、また頑張ろうと思えたり、子どもと関わることの楽しさを再確認できました。子どもと関わることは難しいし、大変なことも多いですが、その分得られるものもたくさんあるはずです。今回紹介する絵本を読んで、前向きに頑張りましょう!!
それではいきましょう!Let’s絵本!
➀ ぼちぼちいこか マイク=セイラー 作 ロバート=グロスマン 絵 今江 祥智 訳
今回まずはじめにおすすめするのは、「ぼちぼちいこか」です。
この絵本は、私が大好きな絵本の1つでもあります。
主人公のカバさんは、色々なことに挑戦していきます。それでも、なかなかうまくはいきません・・・挑戦しては、失敗して、また挑戦しては、また失敗して・・・何度も挑戦と失敗を繰り返すカバさんは「どないしたら ええのんやろ。」と悩みます。どうしたらいいのか思いつくまでひとやすみをしよう。と思いつきます。この発想に「あなたは自分のペースでいいんだよ」「いっぱい頑張ったら、ひとやすみすることも大切だよ」というメッセージが隠されているように感じます。
私たちは日々、なにかに追われ、やることも山積みで、ふぅ~とひといきつくことは難しいですよね。子どもたちも同じようにたくさんあそんだり、学んだり、ときには友達関係に悩んだり・・・
そうです。私たちは毎日、 大忙し なんです!!!
この絵本はタイトルからもわかるように、「ぼちぼち」や「ひとやすみ」という言葉がでてきます。忙しい日々のなかでこの絵本を読んでいる間は、なんだか気持ちが休まるような、ホッとひといきつけるような気がしてくるのです。読んだあとは、必ず、「また頑張ろう!」と思えるので、これまた不思議です!!
気持ちがイライラとしていたり、なんだかうまくいかない!と嘆いたり、そんなときにぜひ、読んでほしい一冊です。子どもたち一人ひとりが「自分のペースでいいんだ」「ありのままの自分が大好きだ!」と自らを肯定的に見つめ直す時間にもなると思います。
子どもにも、大人にも、読んでほしい一冊!!
1ページずつの分量が少なく、読みやすい絵本になっています。ぜひ、少し時間をかけて、ゆっくりと最後まで読んで、楽しんでください。
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ぼちぼちいこか 税込価格: ¥1,320👇お子さんに英語教育をしたい方はこちらもおすすめ!
➁ はじめてのおつかい 筒井頼子 作 林明子 絵
2つ目におすすめする絵本は、《こどものとも》さんの傑作集の一つでもあります、「はじめてのおつかい」です。
この絵本は、5歳になったちいさな、みぃちゃんが手に100円玉を2つ握りしめ、家をでました。みぃちゃんはドキドキしています。なぜなら、はじめて自分一人で出かけるからです。ママにおつかいを頼まれ、あかちゃん(下の子)のために牛乳を買いにいくのです。
いつもママと一緒に通る道ですが、ドキドキが止まらず・・・やっとの思いでお店に着きましたが、店員さんも他のお客さんも誰もいない。
そんな「はじめて」だらけのおつかいは、読んでいるほうもみぃちゃんと一緒に手に汗をかき、「大丈夫かな」と不安な気持ちになることでしょう。同時に、「みぃちゃん、がんばれっ!」と応援したくもなると思います。最後には、以前より何十年も大きくなったみぃちゃんの姿を見ることができ、とても嬉しい気持ちになります。
「はじめて」の経験はいつだって、だれだってドキドキするもの。これは、何歳になっても変わらないように思います。それでも、いろいろなことに挑戦していくことで感じられる気持ちとできる経験が自信に繋がり、これからの糧になる。あなたもみぃちゃんの表情や行動、姿にきっと勇気をもらえると思います!
ママにあかちゃん(下の子)が産まれて、「わたしがおねえちゃんになった!」「わたしがしっかりしなくちゃ!」という小さいながらも芽生えているみぃちゃんの心情、おつかいを頼んでみたものの少し不安そうな顔をするママ、、登場人物の表情もすごく丁寧に描かれていて、それぞれの立場になって考えられるような絵本なので、見応えがあります。
この絵本は、ぜひ!お母さん、お父さんが、お子さんに読み聞かせしてほしいです。
子どもはきっと絵本の中に入り込んで、みぃちゃんと一緒におつかいに出かけるのだろう、その中で色々なことを感じ、考えると思います。読んだあとは、感じたことや考えたことを共有し合うのもいいかもしれません。子どもとゆっくりと「思い」を通わせる時間にしてほしいです。
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はじめてのおつかい 税込価格: ¥1,100③ おこだでませんように くすのき しげのり 作 石井聖岳 絵
3つ目におすすめする絵本は、小学館から出版された「おこだでませんように」です。
正直この絵本は、断トツでお母さんやお父さんに読んでほしい絵本です。また、教育に携わる「先生」と呼ばれる人すべての方に読んでほしいと言っても過言ではないと思っています。
私は、大学時代(保育士・幼稚園教諭の免許を取得できる大学)の授業中にこの絵本と出会いました。教授が「はい。じゃあ今から読み聞かせをします。聞いていてください。」というので、読み聞かせを聞くことに・・・
1ページ目で、もう悲しい気持ちに・・・読み進めていくうちに、どんどん悲しい気持ちになっていきます。主人公の「ぼく」の悲しさ、怒り、もどかしさ、諦め、願い、驚き、嬉しさが一気に感じられる絵本です。どんどん引き込まれていき、展開に夢中になります。読み終えると大量の涙とともにこの絵本に出会えて本当によかったと心底思えました。
大人はどうしても子どもに対して、気持ちがわからなかったり、決めつけてしまったり、許せなったり、注意をしたり、叱ったり・・・
これらは、子どもと向き合っているからこそ、子どものためを思っているからこそではありますが、叱ってばかりになっていませんか?気づけば、「禁止してばっかりだな」「注意してばっかりだな」と思うことはありませんか?私もそう思うことは度々あります。私は、保育士として2年、現在は幼稚園教諭として2年目と、子どもと関わる仕事を続けていますが、今までも何度も読み返していますし、これからも必ず何度も何度も読みたい、読もうと思える絵本です。
子どもたち一人ひとりがみんな違う、それぞれが感じていること、考えていること、その「思い」にきちんと寄り添えるように、これからも関わっていきたいものです・・・
子育てを頑張っているお母さん、お父さん、すべての大人に届いてほしい一冊です。
七夕の短冊に願いを込めて・・・みんながそれぞれの幸せに出会いますように・・・
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おこだでませんように 税込価格: ¥1,650今回紹介した3つの絵本は、どれもおすすめです。ぜひお子さんに読み聞かせしてあげてくださいね!
「読み聞かせしてあげる時間がない・・・」という方には、読み聞かせするアプリ
子どもが喜ぶ!絵本読み聞かせアプリみいみというのも今ママさん達に大人気のようです!
アプリが読み聞かせしてくれると家事やしたいことができますね!
時間の有効活用にぜひそちらもチェックしてみてくださいね!初月無料のようですので、まずは試してみるのもよいですね!
👇たくさんの絵本を見たい方、プレゼントを考えられている方は絵本ナビがおすすめです!
これからもおすすめの絵本を年齢別に随時紹介していきます!
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ではまた次の記事でお会いしましょう!
お楽しみに!